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May 04, 2017

特許権等の侵害も、共謀罪の対象に

共謀罪に関する改正の審議が粛々と行われてますが、特許権等の侵害も対象になっているのを最近知りました。

改正案は下記のようです。

(テロリズム集団その他の組織的犯罪集団による実行準備行為を伴う重大犯罪遂行の計画)
第六条の二
 次の各号に掲げる罪に当たる行為で、テロリズム集団その他の組織的犯罪集団の団体の活動として、当該行為を実行するための組織により行われるものの遂行を2人以上で計画した者は、その計画をした者のいずれかによりその計画に基づき資金または物品の手配、関係場所の下見その他の計画をした犯罪を実行するための準備行為が行われたときは、当該各号に定める刑に処する。ただし、実行に着手する前に自首した者は、その刑を減軽し、または免除する。
一 別表に掲げる罪のうち、死刑または無期もしくは長期10年を超える懲役もしくは禁錮の刑が定められているもの 5年以下の懲役または禁錮
二 別表に掲げる罪のうち、長期4年以上10年以下の懲役または禁錮の刑が定められているもの 2年以下の懲役または禁錮

2 前項各号に掲げる罪に当たる行為で、テロリズム集団その他の組織的犯罪集団に不正権益を得させ、またはテロリズム集団その他の組織的犯罪集団の不正権益を維持し、もしくは拡大する目的で行われるものの遂行を2人以上で計画した者も、その計画をした者のいずれかによりその計画に基づき資金または物品の手配、関係場所の下見その他の計画をした犯罪を実行するための準備行為が行われたときは、同項と同様とする。


適用対象の事例として、
〇海賊版CDの販売を繰り返している集団の構成員らが,人気歌手の多量のCDを無断でコピーして販売することを計画
○偽ブランドの販売を繰り返している集団の構成員らが,海外の有名ブランドの偽物のバッグを輸入して販売することを計画

適用対象外の事例として、
×友人数名で代金を出し合ってCDを1枚購入し,人数分コピーすることを合意
×バッグを販売する会社の会議で,ライバル社の売れ筋商品とそっくりのバッグを販売することを決定

この事例だけでは、「組織的犯罪集団」がどのような集団なのかはっきりしないし、特許権等の侵害がテロ対策等とどう結びつくのか、すぐにわからないです。

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